みなさんこんにちは!
今回は、実際に試験対策を進めていく中で、どこで過去問題が入手できるんだろう?と困った方に向けて記事を書いてみました。
同時に、過去問題関連の情報として、なかなか情報がなかった面接試験の記録も、簡単につけたので、参考にしていただければと思います。
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題はどこで手に入る?
過去問題は、基本的には試験実施団体より公開されており、問題と正答を自由にダウンロードできます。
ダンロードページはこちら →日本キャリア開発協会orキャリアコンサルティング協議会
(どちらの団体でも、内容は同じです)
注意点としては、いますぐにダウンロードしておくことです。
なぜなら、試験実施団体は最新の過去3回分の問題しか公開しません。
そのため、もし次に実施される試験をまたいで学習をする予定であれば、すぐにダウンロードしておくと良いでしょう。
(もしも、もっと古い過去問題を入手したい場合は、友人やツテを頼る方法が考えられます…)
過去問題集のような書籍は、今のところ出されておらず、現状、公開されているものはやはり最新3回分です。
「力試しをしたい」という方は、計画的に使用する必要がありそうです。
解説はどこで手に入る?
少なくとも、ここまでで過去3回分の問題と正答は入手できたと思います。
過去問題を解くと、次に「解説」があると便利ですね。
しかし、試験実施団体からは解説は出されておりませんので、自分で探す必要があります。
探す方法は、
- 参考書を探す
- 市販されているものを購入する
- 解説を公開しているサイトを参考にする
以上の、3種類の方法がありそうです。
参考書を探す
もっとも原始的な方法です。
しかし、繰り返し参考書を開くことにもつながり、かえって知識の定着が早めることができるかもしれません。
市販されているものを購入する
サイトによっては、過去問題の解説を販売しているサイトもあります。
そのようなサイトを活用して、学習の効率を上げることもできますね。
解説を公開しているサイトを参考にする
現在、唯一、キャリアコンサルタント試験の過去問題の解説を公開しているのは、「みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験」のサイトです。
各問題について丁寧に解説がなされており、解説の根拠となる出典も明記されておりますので、参考書片手にこちらの解説を見ると、より効率よく学べます。
試験の概要 (何問、何分、難易度、シラバス)
次に、試験の概要について把握しておきましょう。
どんな試験をクリアしなければならないのかがわかると、目の前にあるハードルが明確になります。
大きく分けて、試験は「学科試験」と「実技試験」があります。
学科試験
学科試験は、マークシート方式(四肢択一)の筆記試験です。
■学科試験
問題数:50問
試験時間:100分
合格基準:7割以上の得点
1問を2分以内で、解いていくイメージですね。
合格ラインが7割ということは、35問以上正解する必要があります。
過去問題を解くときは、試験と同じ100分でやってみると試験のイメージがしやすくなりそうです。
試験科目には、下記の5つが挙げられています。
- 職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
- キャリアコンサルティングの理論に関する科目
- キャリアコンサルティングの実務に関する科目
- キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
- キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目
実技試験(論述、面接)
もう一つの試験は実技試験です。
この実技試験には、論述試験と面接試験の2つの関門があります。
■論述
問題数:1〜2問
試験時間:50分
■面接
問題数:1ケース
試験時間:20分
論述試験は、過去問題が公開されている通りですが、ある事例に対して、論述式で回答するものです。
面接は、ロールプレイと口頭試問が行われます。
ロールプレイは約15分間で、受験者がキャリアコンサルタントとして、相談者と面談します。
簡単に言えば、理論が頭でわかっているかを紙面上で示し、次にそれが実践として行えるのかを面接で示す、といったところでしょうか。
詳細な試験要項(日本キャリア開発協会)はこちらです。
面接試験はどんな感じで進む?
面接試験の情報があまり多く出ていないので、私たちの受験の経験をお伝えします。
こちらは、あくまで私たちの経験であり、試験実施団体は特定の試験の形式を発表しておらず、今後同様のやり方で行われるとは限りませんので、ご注意ください。
〜私たちの場合〜
指定された時間帯に、受験者が集まり、順番に一人ずつ個室へと入り、ロールプレイを行いました。
個室に入る前に、設定が書かれている1枚の用紙を手渡され、読むように指示されました。
室内は、試験官2名とクライアント役1名と自分の計4名です。
相談役の方は、クライアントになりきって演じます。
15分のロールプレイが終わると、5分間の口頭試問へと移りました。
個人的な感想ですが、クライアント役の方が設定通りに役を演じきるので、非常にリアルな雰囲気で、本番さながらの15分間だったと感じました。
50代であろう方が20代の若者のクライアント役を演じる場合もあるので
違和感を感じなかったといえば、嘘になります。
しかし、日頃のロープレで様々なパターンで練習をしたことが、当日の動揺を生まなかったと思います。
また、相談内容も単純なものではなく、カウンセリングの最中に、クライアントが沈黙をする場面があるなど、応用力が試されます。
焦らずに、落ち着いて対処する必要があると思いました。
そのため、対策として
- 様々な設定を設けて練習する(性別、年齢、職業、置かれている状況など)
- 相談の難易度を高めに設定して行う(簡単に納得しない、など)
を練習の際に、意識して行うと良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
国家資格キャリアコンサルタントの試験は、過去問の徹底と、練習が何よりも大事です。
1発合格に向けて、過去問題を確実に入手して、学科試験と実技試験の対策に臨む必要があります。
過去問題も解説も、パソコンがあれば揃うので、すぐに計画を立てて進めることができます。
具体的な学習の進め方は、以前の記事でもご紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
▼以前の記事
それでは、一緒に合格できるように頑張りましょう!